元バリスタ流｜ジャクバードコーヒー
ジャクバードコーヒー
・ このサイトでは、アマゾンのアソシエイトはしていません。リンクは一般的なもので、著者への収益はありません。
珍しいタイプのコーヒーが発売されているので、まだ聞いたことがない方はぜひ知っておいてください。
ジャクバードコーヒー｜Jacu Bird Coffeeです。
コーヒーなのか？鳥なのか？でも、コーヒーは 木で育つという話をしたばかりですが、この鳥はコーヒーにユニークな付加価値を与えてくれます。この「ブラジル」の珍しい動物が、たった一杯のコーヒーの味をどのように変えてくれるのかを探ってみましょう。
ジャクー｜Jacuとはどんな鳥か？
・
ジャクー鳥とは、七面鳥とキジを掛け合わせたような鳥です。現在、絶滅危惧種に指定されているこの特別な鳥は、ブラジルの大西洋熱帯雨林に生息しています。様々な年齢やサイズのジャクー鳥の姿を見ることができます。
見た目はシンプルですが、この鳥は世界で最も高価なコーヒーを生産しています。
インドネシアのハクビシンやコピ・ルワクの作り方をご存知の方は、この話の趣旨をご理解いただけると思います。そうでない方は、以下のビデオでご確認ください。
さて、話はブラジルのジャクー・バード・コーヒーに戻りますが、ジャクー・バード・コーヒーの特徴をもう少し詳しくご紹介しましょう。
なぜ jacu は特別なのか？
・
野生のジャクーは、かつて農家にとって大きな害虫として知られており、コーヒーの全収穫量の10％を食べてしまうこともありました。
長い年月をかけて、ヘンリケ・スローパーはこの鳥の信じられないほどユニークな点に気がつきました。ジャクーは、農園で最も熟した コーヒーチェリーだけを選ぶ、非の打ち所のない味覚を持っていたということを発見したのです。 人間の目には完璧に見えるコーヒーチェリーでも、ジャクーはより熟した豆だけを厳選していたのですね。
そして、まるで魔法のように、ジャクーの最高のものだけを求める洗練された味覚、ベジタリアンな食生活、早い消化システムのおかげで、このなんとも退廃的なコーヒーの選別プロセスが始まるのです。
インドネシアのハクビシンのコピ・ルワクとは異なり、豆は鳥の体内をより早く移動し、動物性タンパク質や胃酸に影響されません。その結果、素晴らしいことが起こるのです。、、もしかして、、、、と気がついた人は、、wwww
ジャクバードコーヒーの製造工程は、コピ・ルワクの製造工程に似ています。まず、ジャクーは農園に出て、最高のコーヒーチェリーを食べます。そして、熟練したコーヒーピッカー（生産者ね）がジャクーの糞を探しに行くのですが、エンリケ・スローパー氏が経営する農園ではこの作業を、コーヒー鳥の糞の報酬として100ブラジルレアル（19米ドル）を提供するという、本物の宝探しに変えてしまいました。
鳥の糞を回収した後、手作業で豆を取り出し、すぐに洗ってから保護用の殻から取り出します。その後、ローストされ、アメリカ、オーストラリア、フランス、日本などの国々に出荷されています。
この鳥のフンを使ったコーヒーの価格は、決して安くはありません。バイヤーは、60キロの袋に3,250ドルを投じてくれます。それは132ポンドのコーヒーです。
ジャキュウ鳥はどこにいるのでしょうか？
・
ブラジルの、Fazenda Camocim （カモシム農園）です。
ブラジルは、世界で5本の指に入るコーヒー豆の生産国としてすでに知られていますが、エンリケ・スローパー氏が経営するファゼンダ・カモシム（通称カモシム農園）というエリート・コーヒー農園があります。
ブラジルのエスピリト・サントのペドラ・アズール山に位置し、バイオダイナミック農法で一切の農薬を使用しないことで有名な会社です。
なぜこれが重要なのでしょうか？まず、農薬散布に携わる労働者にとって非常に危険であること、そして、短期的および長期的な健康被害を引き起こす可能性があることです。
農薬が私たちに与える影響については、こちらの「Californian Pesticide Reform」をご覧ください。
スローパー社が有機栽培のコーヒー豆の生産に専念していることは、労働者にとって素晴らしいことであるだけでなく、消費者である私たちにとっても健康的なことです。
2017年、ファゼンダ・カモシィムまたはカモシィム農園のコーヒーが年間最高得点を獲得し、カップ・オブ・エクセレンスを受賞しました。証拠はうんちの中にあり!ってびっくり！！
カモシム農園では、ブラジル国内で直接、豆の焙煎から袋詰めまでを行っています。これにより、品質を確保するだけでなく、コーヒーの純度が損なわれないようにしています。
ジャクーバードコーヒー｜jacu bird coffeeはどんな味ですか？
・
知りたいと思いますよね。スローパー氏によると、「ナッツのような独特の風味と甘いアニスのようなニュアンスがある」とのことですが、黒パンや糖蜜、さらにはミルクチョコレートのような微妙な香りがすることも知られています。
世界で最も高価なコーヒー豆について少し知ったところで、みなさんはそれを試してみますか？いつものエスプレッソを飲み続けたい気持ちはわかりますが、大きなリスクには大きなリターンが伴います。試しに飲んでみてはいかがでしょうか。